2012年3月30日金曜日

永遠に語り継げられるものもあれば時代的使命で終わるものもある。

本にも・・・、永遠のベストセラーと言うものがあれば、一過的なベストセラーで終わるものもある。
時代と言うものは変化して行っている。そしてその中には変わるものと変わらないものとがある。
どちらが価値があるとかないとかということではない。いずれも必要だ!
その時代にあった、その時その場に必要なものもあれば、変わらない真理のように一貫して語り継げられるものもある。
どちらも必要!

2012年3月28日水曜日

重ねられた思い

書き込まれたマーカー
発送準備をしながら・・・
マーカーの入った本を見ながら・・・
中には書き込みやマーカーを嫌う方があるが・・・、そのほうが多いのだろうが・・・
何か、マーカーの入った本を見ると、この本を読んだ人の、感動した思いが残って、それが本に重ねられているような気がする。
ただ出来たままのきれいな本も価値があるけど・・・、一点の傷も無い本が飾っておくには良いけれど・・・
本の本当の価値は文章です。もちろん写真集などは画像ですが・・・・
書き込みのある本は物としての価値は下がるのですが、本当の本の価値は読み込まれ、線も引かれ書き込みもされ、垢にまみれ、擦り切れた。。。そんな本が一番価値があるように思う。
本当に本の好きな人は、そっちを選ぶのではと思う。
有名な文筆家の読んだような本。あるいは歴史に残る研究者が使った本。ぼろぼろになればなるほど価値があるように・・・
名も無い一人でも・・・本を本当に愛して読んだ人の価値は無限です!その痕跡も価値がある。

もらった手紙

これまで何人かのお客様から手紙をもらいました。
それは私の宝物です。
本に対する熱い思い。
そして買ってくださった方への感謝の思い。
そんなことをしたためた[一言]に心動かして、手紙をしたためてくださった皆様、本当にありがとうございます。
その心を大切にこの仕事続けていきます!

2012年3月26日月曜日

本も蘇る!

長い間どこかの蔵か書庫に眠っていたような本、その本がまた生かされる!どこかの古本屋のCMではな行けど・・とても嬉しい気がする。
岩波文庫の10年~20年時にはそれ以上たったような本が結構出て行く。時には線を引きまくったような本もあるが、その多くは買ったままでほとんど目を通した形跡も無いような・・・ただ年月がたった・・・
本としてこのまま行ったら、何の役目も果たさないまま最後は屑紙になってしまうような・・・そんな本が求められて旅立っていく・・・・。本の値段は当時よりずいぶん下がったように見えるかもしれないが・・その中味の価値は買ったときと同じ、あるいはそれ以上になっているかもしれない。
本にも心があって・・声をあげることが出来れば・・・ずいぶん喜んでいるのではと思う。

出荷の楽しみ

今、出荷準備中です。この時間の楽しみは、お客様の顔を思い浮かべること・・・、本の内容と送り先の住所と・・・・どんな人が注文をくれて・・・たくさん出品者がある中で、どうして自分を選んでくれたのか?値段もあり、状態もあるけど・・・
何を求めてこの本を頼んだのだろうとか・・・、この人は学生か、それとも主婦か、ビジネスマンか?
そんなことを思い浮かべながら書く[一言]が楽しい!

2012年3月24日土曜日

本の力

最近つくづく本の威力を感じる。それは何の力か?やはり言葉の力か?
すべては言葉で出来たと聖書にあるそうだが、確かにそうかもしれない。
一冊本が人生を変えることも・・しかも良いほうに・・・
時には悪いイメージが先行すると悪くなることもあるかもしれないが・・・大半はよくなる。
多田奇異をてらっただけとか、誰かが意図を持って偽りを宣伝するために書いた本とか・・・
古代からよく[歴史は捏造されてきた]と言われる。政権を奪取した人間は、自分たちのやってきたことを正当化するために、自分たちに都合のよいように歴史を改ざんして書を作る。

それにしても本の力は大きい!だからこそ[より良い本]を発掘し、より多くの人々に提供せねばと考える。
ここに真骨頂があるように考えて出品している毎日である。どうしても収益を上げないとやっていけないので、本の中味より、いくらで売れるかと言うことが先になりがちであるが、心戒めていこう!そうしないと疲れてくる。楽しくなくなる。からだにも悪い。もちろん精神衛生上悪い。

リンク欄追加しました。
[吉備楽土][吉備の児島]山田家のスピリット]いずれも出品者のブログです。これからお友達のページも追加していきます。希望があればご連絡ください。BOOKS吉備までご連絡ください。

2012年3月13日火曜日

最近嬉しいこと

最近嬉しいこと
とても良い評価をたくさんいただいています。また直接お手紙をいただいたこともあります。
そして本の果たす役割を、とても実感しています。

本の中には再版され続けたものがあります。
特に多いのが岩波文庫など・・・・・
今日発送下本の中でも、岡倉天心の書いた「茶の本」これは訳書です。
そう、新渡戸稲造の「武士道」のように・・・
英文からの和訳で、確か最初の発刊は昭和13年だったか・・・?
英国で日本の茶の文化に関して話した内容の和訳である。これが結構再版を重ねて確か今日送った本も90刷目近かった。

岩波文庫の特に宗教。思想。哲学関係にこういた本が多い。
発送前に少しずつ目を通しているが、なかなか全文は読めない。
それでも少しずつ意識に入ってくる。
「言葉」ということの意味や力をだんだん感じるようになってくる。そこで本のもつ力を実感する。

読み捨てられる本もある。さっと読んでそれで終わりである。その間にエキスを吸収してそれで終わる。
そんな本はリサイクルである。本のエキスは吸収して無くなるわけではない。別人が読めばまた新しいエキスが出てくる。
それからすぐには吸収できないけれども、何度も、何度も読んで初めて吸収できる本もある。読んでいくうちにまた別の栄養素のようなものが吸収される。そんな本もある。そんな本は蔵書になる。

最近、岩波文庫が多い。
哲学関係、名前だけは聞いていても、中身は知らないというのが多い。
今日も出たのが、カントの「純粋理性批判」それから「永遠平和のために」・・・これは国連結成につながった平和論だそうである。そんな本に少しずつ注文が入る。そして少しずつ目を通す。
古代ギリシャの哲学思想にも出くわす。ソクラテスやプラトンなど・・・
西洋思想というものがなんかしらおぼろげだが見えてくるような気もする。
こういった本を注文してくるのは、どんな人なのだろうか・・・、大学で哲学とか思想を学んでいるのか?それとも・・・・

現代的な、処世訓や、生き方の本、癒しやヒーリングの本なども人気なのか良く出る。
こういった世界、どちらかというとこれまで無縁だったが、少しずつ見えてくるような気もする。

いろいろ楽しみも多いものである。