2012年2月24日金曜日

たった1円の本でも

アマゾンには1円と言う本があります。それも結構たくさんあります。送料分として250円かかるのですが、本体の価格としては最低の価格です。それでも送料さえ安く送れればいくらか利益が出るので出品者も最低価格の1円で出品しているのでしょう。あるいは利益度外視で在庫整理のために出品したりしているようです。
さて、私のところでも、1円の本があります。はっきり言って、1円では売りたくありません。それでも他の出品者が軒並み1円だと1円で出品せざるを得ません。あるいは、出品中にだんだん価格が下落して価格改定して行って、結局1円と言う本も結構多いのです。

たった1円の本ですが、それでも大切に扱い、丁寧に送るようにしています。たった1円、でも世9買ったと思ってもらえる出品をしたいと思っています。
本の程度はまちまちです。新刊書なら本の状態は、ほとんど変わりはないでしょう。しかし、中古本は千差万別です。コンディションの表記にも悩みます。コンディション状態を見て打ち込むだけでも結構神経を使い疲れます。発送も、1円だからといって手抜きはしません。結構手間隙かけています。なるべく自筆のコメント付けています。

最近、とてもいい評価をたくさんいただいています。「とてもいい取引でした」と、これは教育関係の本でした。・・・本をどう役立てていただくか!本の外装や程度はまちまちですが、本自体の本当の価値は本の中味です。本の著者、出版者の意思や意向を伝えるのがハードな意味での本です。本は飾っておいて価値のあるものではありません。より多くの人にページを開いてもらい、活字を読んでもらい、写真を見てもらってこそ価値を発揮します。時には線を引かれたり、書き込みをされたり、そうやって愛された本のほうがより価値があるのですが・・・

たった1円の本でも、より多くの人に役立ってもらえるならと思いながら出品を続けています。

2012年2月17日金曜日

一言メモ

本の中味が違っていたことをきっかけにはじめたこと

本を開けたらカバーとまったく違う本が入っていた。これでは買った人はがっかりするでしょう。
よほどの貴重本が入っているのなら別ですが・・・
実際に犯した失敗で・・・、でそれから・・行っていること。
本の中味も知らないで送るのはおかしい!もちろん商売と割り切って本を売っている人は、本の中味など関係無いかもしれない。
しかし、本を大切になんて言って本屋を始めて、本の外装ばかりを気にしていて、中味も知らないで本を売っているという、その間違いに気づかされて・・・
それからは、たとえちょっとでも、必ず本を開いて、必ず目を通して、その本が、どんな人のために、どんな意図を持って、どんな気持ちで筆者が文章を書き、出版社が出版をしているのか、そこを少しでも理解して、本を送ろう!そう決意させられました。
そうすると、買う人の気持ちも解る。そして本が届いて、本を開いてどんな気持ちで読み始めるんだろうかと思うようになる。そして、その思う心を一言添えるようにした。
本来本は中味。活字を通して、あるいは時には印刷された写真や資料などを通して、ある意思や、心を届けるもの。本当に本の好きな人は、多くの人の手を経て、擦り切れたような本により多くの愛着を感じるとも言う。
本を通して何かしら共感の輪が広がるような気がする。

もちろん、目新しい本、誰も開けたことの無い新しい本に目を通す、そんなわくわくした気分も良いが・・・、それなら新刊書を買えばいい。
Amazonにはコンディションの基準があって、
新品同様~非常に良い~良い~可   以上4段階に分かれている。
「非常に良い」として、何回かクレームを経験すると、自分で「非常に良い」と思っても、1段階下げて「良い」で出品する。まして、「新品同様」など、恐ろしくて付けられない。
ところがお客様の中には、あえて、「可」を選んで来る人もあるようで、単に値段が安いだけではないような気もする。すでに何人もの人がその本を読んで感動したり、生活に役立てたり価値を発揮して、更に第2、第3の人生ではないが、再び本が生き返って用いられる。本来これが「古本」の価値ではないだろうか!だから前所有者の、書き込みやメモ、線引き、角折など却って慕わしくもなったりする。
もちろん一般的には、使用感の少ない、きれいな本が好まれるとは思うが、このような、人の手で擦り切れたような本に何か愛着が行く。本に心があるならば、ただただきれいに飾られた本よりも、何度も何度も擦り切れるまで読んでもらえた本のほうがどれだけ幸せであろうかととも思う。

まあ、そんなことも思いながら「一言メモ」続けています。
時間も制約があるので、何処まで続けられるかとは思いながら・・・

古書の買取古本の販売は当店へ~
岡山・倉敷で本の買取を希望される方は是非ともBOOKS吉備をご利用ください。
電話またはメールで連絡いただければ詳しい方法などお教え致します。
電話&FAXは086-806-2525 店主直通090-1033-3327(山田)にどうぞ

メールはこちらです


2012年2月15日水曜日

BOOKS吉備 はじめまして!

BOOKS吉備 始めました。
 本好きが講じて、古本屋を始めることになりました。と言ってもリアル店舗でなくネットショップです。 本当はホームページも作成して本格的にやろうと考えていましたが、今は手が回らなくてAmazonのマーケットプレイスでの販売に集中しています。
 最初はいろいろ失敗続きでお客様からしかられることもたびたびでしたが、最近は、その失敗を教訓に一生懸命取り組んでいると、お客様からもとても喜んでいただき、とても良いメッセージをいただくようにもなりました。
 今日は「出品者の本を大切に思う心が伝わりました。すばらしいお店です。」と思わぬコメントをいただき我ながら感涙いたしました。
この本を愛する気持ちを何処の誰よりも大切にしてネットブックショップを続けて行きたい。そんな思いでブログを始めることにいたしました。 初心忘れるべからず・・・今の気持ちを忘れないためにもブログに書いていこうと思っています。

 最近心がけていること それは本の中身に必ず目を通すと言うことです。時間が限られていますから全部を読むなんて出来ませんが、ざっとどんな本かということだけでも把握して、買われた方がどんな気持ちで世9まれるのか、あるいは利用されるのか、思いつくことがあればコメントしてお送りするようにしています。
 そのきっかけになったのが、本の中身が違うと言うお客様からの連絡でした。確か[武士道]の本だったと思いますが、中身がまったく違うとの連絡でした。 あわててそのときはしないの古本屋を駆けずり回って同じ本を探して送らせて貰いました。全額返金してキャンセルという方法もあったのですが、本を待っているお客様のことを思うと一刻も早く希望の本を送ってあげなければとの思いに駆られました。  
 その時反省したのは「本は物ではない」と言うことです。本は中身が問題で外装がどんなに美しくても中身が違ったら何の価値も無い!と言うことです。 本を売るのは形としての本を売るのでない。お客様はその中味を待っているのだ。だから売るほうもその中味を知らずに売るなんて考えられない。と言うことでした。それから、どんなに僅かの時間でもその中味を確認してから送るようにしています。 そうやって見ると、これまで知らなかった、自分が関心を持たなかった世界にも関心を持つようになり、一つ一つの本がとてもいとおしく思えるようになって来ました。  
 中には100円やひどい場合には本題は1円などと言う本もありますが、そんな本でもお客様の求める心と与える本の内容が一致しいるからこそ注文をくれるんだという事がわかるようになって来ました。 そんなこと当たり前だと言われうかもしれませんが、私にとってはとても重要なヒントであり、気づきであり、悟りです。
 そんな一つ一つのことを大切にしながらこのBOOKSHOP続けて生きたいと思っています。まだまだ採算ベースに乗らなくて四苦八苦していますが、この心を大切にこの仕事続けて行きたいと思っています。

  より良い本を大切に!BOOKS吉備 です。
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